つい昨日のニュースで ながれていましたが 世界的に認められる科学の論文が多く発表される数のランキングで 今まで結構低かった中国が 2位にランクインしたそうです。1位は変わらずアメリカで、日本は9位だとか。
別にランキングはそれはそれで 良いのですが、ノーベル賞を受賞された先生が
この先の日本の科学者の事情について 危機感を抱いているとおっしゃったそうで、
コピペで論文書いてしまうような 大学生のおおい、日本の教育現場を考えれば
さもありなんという感じ。
受験勉強が勉強であるという感じで、 教育を子供に施していますから、研究者が 出にくいし、国も企業も経済のことを考えた投資にしか興味がなく、基礎科学の分野には 資金不足に悩んでいる現役の研究者が多いと ききます。
中国は 人間が多いので 才能のある人もその分、発掘されればでてきますし、
政府も科学を 推し進めたい、教育を したいとおもっているようです。
その上、華僑の文化もあるせいか、留学も盛んで、 アメリカなどで、勉強してくるひともおおいし、
出来上がった研究者も潤沢な 研究費を提示されてあつまってきます。
全ての環境が整いつつ あっての当たり前の順位かもしれません。
日本の若い人は最近外向きでないとかとも聞きます。
うちの子供は ふたりとも30をこえてしまいましたので 若い人とは言えませんし、今どき感覚はよくわかりません。
それでも、私が子育てした時代には バブルのころで海外留学もはやっていて、エージェント会社もたくさんあったし、 行く子供も結構いました。
でも一時的な ホームステイや語学留学もおおく、 ちゃんと、海外の大学などに入学卒業を する人は なかなかいなかったと思います。
日本では 自覚はないかもしれないけれど、島国で同じ言語の人と似た人の多い環境で よその国に占領(アメリカのは少し違うのでぬいて)されたこともなく、自分たちの中まで 居心地よく暮らしているように思います。
そのなかで 生まれそだった子供は 外に出ないとなかなか、別の文化に触れるチャンスがなく 成長してすごせてしまいます。
テレビやSNSや インターネットなどが あるというかもしれませんが
じっさい海外にいって 自分の足でその地を踏んで、人と話して、自分の眼で 見るそのインパクトは ほかのメディアを通して触れるのとでは 大違いなのです。
可愛い我が子に旅をさせなどと 昔から言われていますのはこういうことでしょう。
何だか、前置きが ながくなってしまいましたが、そこで もし、海外へ 留学させたいと かんがえている保護者が いらしたらということで
まず、もちろん、言葉の心配がありますから、留学先と思しき場所の言語に慣れさせることが必要です。
習得とはいいません。
留学といっても 大学だけでではなく 高校くらいが 一番、ころあいが良いと思いますので、 そうなると まず、自分の第一言語の国語力を きっちりつける必要が あります。
英語を習う時には英語で考えましょうとかよく言われますが どの言語でももとは その本人の持っているネイティヴな 言葉の基礎の上に次の言葉がのってきます。
国語の得意でない子供は 第二外国語を学んでも 習得は むずかしいと思います。
表現力、洞察力、分析力全部、言語の能力にかかっています。
ですので、小中学校時代の国語はとても大切です。
そして やっと来ました。
経済的に余力があるのでしたら ぜひ、家族で 海外の旅行にいってほしい。
できれば 大忙しの観光旅行ではなく、一か所滞在型で 一つの街を 家族で回って楽しむようなのがいいとおもいます。
島などでもいいですね。リゾートなどでも 旅行に着た子供と 遊ぶ体験が できるといいかもしれない。
世界には 日本人以外の人が たくさんいて みんなが それぞれの生活をしていることを みられるのが いいのです。
髪の色も違えば、肌ももちろん違うし、目の色も違うし
でもじゃあ、自分たちと似たアジアの人は 似ているけど 違うとか。
体験で知ることは おおいですし、 いろいろな人がいることに慣れてきます。
海外留学に子供を出したときに 日本人同志で くっついてグループを作るのは よくある話です。
大人でも日本人街とか、中華街とかできるのですから、同志で集まるのは 当たり前ですが、せっかく、海外に出るなら 地球人感覚で暮らしてほしいと思うのです。もちろん、パスポートに書かれている国として相手は みてくるでしょうが、
本人の中では 広く、人間を見てもらうのが いいとおもいます。
我が家では 仕事の関係上、父親が海外でないと 連絡が職場から来て嫌というものですから、早くから 海外、ハワイとかが多いでしたが、連れて出ました。
ハワイでもいろいろなひとはいますし、 声もかけられます。
小さいうちは 安全で 衛生にも 問題のなさそうな リゾート地に行くことが 多かったですが、オプショナルなどは つけずに、できるだけ 現地の観光ツアーに参加したりして、海外に出たときには 外国人の中に入る経験をおおくさせました。
少し、大きくなって衛生面や食事などに気を遣わなくてよくなると エジプトとかケニアとか ペルーのマチュピチュとかの世界遺産などにも連れて行きました。
週一回の英会話くらいは させた後に 男子は 高校留学、女子は 短期留学とインターナショナルスクールだったので、自分の買い物などもさせたこともあります。
なれているので 中学から海外の高校に行くのも
あまり抵抗はなかったようです。ホームステイで いってもらい、 インターネットのない時代だったので、普段はファックスでやり取りし、緊急連絡は国際電話でいた。
今は Skypeもありますし、ネットでとなりにいるように話せるし、チャットもできます。逆に、文句を言いにくくて昔が 良かったようにもおもいます、どちらにしても高校生時代を 海外で送れたのは貴重な経験のようです。
二人とも、大学は 海外で進学し卒業しました。日本が 恋しいという話は
留学中聞いたことはありません。お友達も いろいろな国の人たちで じっさい、留学してきている他国の子も現地の子もいましたから、多く体験はできたようです。
英語圏でしたので英語力は 論文出したくらいですから 問題なく、
一人は 専門職、一人は外資系のサラリーマンをしています。
海外では 子供を一人一人個性とみて 育ててくれます。
出る杭は打たれるようなことはなかったですね。行った先の国にもよりますが。
本人は 自分の教育のために留学しているということをだいぶ、大人になってからは自覚していたかもしれませんが、高校くらいでは ただ楽しんでいました。
日本の文化等はこぼれているかもしれませんが、じっさい、日本で住んでいた若者たちだって文化に通じるわけではありませんし、逆に 海外にいる分自分で、紹介しなければならない部分も あるから 見直したかもしれない。
今の日本の教育法がなんとなく、気に入らない、または 気いなるところがあるとか 思われる方、子供ができたら 考え始めて 家族で 海外旅行を始めましょう。
子供の進む道は 大人が決めてもよいという、子育てをうちではしてきました。
でも、高校以降は 本人にまかせてまったく、大丈夫でした。
あるいみ、おやとしてはおおさぼりだったとも言えます。
その分投資はしましたから、それが活きたと
自負することにしています。
世界の論文は 海賊は成し遂げなかったけれど、英語によって征服されているのがいまの 現状です。
もし、そこへ討ち入る子供にしたければ英語圏をえらんでください。
自立した子供にするために 経験をいろいろさせ、自信のある子にしてやる努力を もって 応援団となりましょう。
島国人より、地球人をめざしませんか。